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Webコラム
2006.11.29作成

Web制作で忘れてはいけない4つのこと。

Webサイトを自分で制作するにしても、誰かに頼むにしても、忘れてはいけないことがあります。書き出してみればあたりまえなことなのですが、サイトが自己満足に終わるか、顧客満足の追求ができるかは、以下の点にかかっています。

デジタル文書であり、プログラムである。

WEBページはデジタル文書であることを忘れてはなりません。パソコンの画面で提供する文書ですから、パソコンの環境が違えば見え方も違ってきます。印刷物と同じようにどんな人が見ても同じように見えるわけではありません。

しかしどんな環境でも、つまり見え方が違っても情報を確実に相手に伝えなければなりません。ここで気を付けたいのは、全く同じデザインを相手に見せるのではなく、確実に情報を相手に伝えるということ。

極端に言えばある人は画像が全く表示されないブラウザーを使っているかもしれず、またある人は音声で読み上げるブラウザーを使っているかもしれません。でも、そんな人にも同じ情報を伝えられるか、ということです。

また、WEBページを構成するHTMLやCSSは、あくまでもコンピュータプログラムであることも忘れてはなりません。プログラムですから、効率的なコードを書かないと、表示時間の無駄が生じますし、セキュリティ上で問題が生じることもあります。

見せるな、語れ。

誰しもかっこのいいところを見てもらいたいものですが、すべての人がそれをかっこがいいと感じるわけではありません。そして、誰もがかっこがいいと感じるものを作るのは至難の業です。
かっこよく見せようと考えるよりは、言いたいことを語ろうと考えた方が近道です。まず、何を訴えたいのか、どう語るのかに力を注ぎましょう。

また、WEBを作るとなると、誰もが動きのあるものを作りたいと考えます。それも人情ですが、動きのあるもので効果的なのは意外と少ないものです。かえって表示に時間がかかったり、うるさかったりで逆効果になる場合があります。

まず、静止画面でしっかり語ることを考えてください。そして、ここはどうしても動画でないと伝わらないというところだけ最低限の動画を使うことを心がけましょう。

見る側に立つ。

サイトを作っていると、作り手側の立場に立ちます。当たり前ですが・・・。ところが、作り手側だけにいすぎると、見えている弱点が見えなくなるから不思議です。当然と見なして、見過ごしてしまうからです。ですから、常に使う側、見る側の視点に立ってみることが欠かせません。時には関係者ではない人に見てもらうこともいいでしょう。うっかりしていた点が見つかるはずです。

作るのには、手間も予算がかかる。

簡単ホームページ作成・・・なんてソフトが安く売られていますから、すぐできるんだろうと考えられがちなのが、WEBの不幸なところです。構成を企画し、文章を練り、デザインを考えて制作すれば事が済むわけではありません。プログラムを設計し、コーディングして、最適なHTMLを記述する必要があります。アクセシビリティSEO(検索エンジン最適化)だって考慮する必要もあります。

つまり、企画やコピーライティング、デザインをした上で、コンピュータプログラム作成の手間があるわけです。本来の機能を発揮できるWEBにするつもりならそれなりの手間と予算を覚悟しておかなければなりません。

copyright Ueda Web Laboratory S.Ueda 2007