Web2.0【ウェブにーてんぜろ】
■2.0では、ユーザー参加型のWebが主流になる。
Web2.0って何のこと?
本屋さんに行くと、コンピュータやIT関係の書棚には必ずといっていいほど「Web2.0」の本が並んでいます。最近ではビジネス書の書棚にも進出してきました。では、Web2.0って何でしょう?2.0なら1.0って?どこいけば売ってるの?なんて素朴な疑問が次から次へとわいてきます。
1.0の次は2.0だ!
実はこの2.0は、一つのモノや技術のことではありません。今までのWebが1.0ならこれからのWebは2.0だぞという感じの、いわば景気付けの言葉。新WebでもニューWebでもいいわけです。
通常パソコンのアプリケーションの世界では、バージョンが1.0から2.0という具合に替わると大きな変更を意味します。1.1から1.12とか1.2とかはマイナーな仕様変更ですよね・・・。ですから、Webは1.0から2.0へ大きく変わるぞという思いがそこに込められているわけです。数字で表しているところを見ると、その背景にはWeb関連の技術の発達があるという意味も含まれています。
どこがどう変わるから2.0なのか。
ではどう変わるかといえば、よく言われているのがユーザー参加型のWebになるということ、送り手と受け手が一方通行だった1.0とは異なり、ユーザーが情報を発信し共有するのが2.0だということになっています。
「でも、ユーザーの情報発信だったらインターネット自体の概念がそう言われていたじゃないか。今のWEBだって素人でも手軽に作れてとか発信も共有もできるじゃないか、BBS(掲示板)もあるし・・・」そんな意見もごもっともです。
しかし、BLOGとかSNSとか最近話題のサービスが登場し、AjaxやCMSなどWebコミュニケーションのための技術が発達してきて、より発信がしやすくなってきたのも事実です。また情報を探す面でも、検索サイトの飛躍的な技術向上も見逃せません。
こうしたサービスや技術に支えられて、インターネットも、ただ単にホームページを閲覧したりメールをやりとりしたりというだけでなく、本来の役割が果たせるようになってきたと言えるでしょう。
そんな期待感を込めてWEBは2.0へというのが正直なところのようです。